競馬コラム 【降着】とは？ その1

さて、早速ですが。
今回は降着について、考えていきたいと思います。

これを書こうと思った理由は、あるレースでの反応を見て、降着になる時の条件を
理解していない方が結構多くいらっしゃると、自分自身感じたからです。

先ず、JRAの公式サイトにある
「走行妨害及び制裁について」によると

走行妨害とは。
斜行や斜飛などにより、他の馬の走行に重大な影響を与えること。
加害馬は失格または降着となります。（被害馬先着の場合を除く）

進路影響とは。
走行妨害には至らないが、斜行や斜飛などにより、他の馬の進路に影響を与えること。
着順に変更はありません。

かなり意味合いは変わってきます。

大抵は進路影響で終わってしまう事の方が多いですよね。

そして、何よりも一番重要なのは。
たとえそのレースがG1でも新馬でも。
たとえ、1着でも、17着でも、降着はありえるという事です。

なので、皆さんが気が付かないところで降着が起こってる事もあります。
（といっても、降着になった騎手は大抵騎乗停止になるので分かりますが）

次に、よく知られている降着を挙げてみます。
もっとも最近で、皆さんが知ってるのはレッドデイヴィスでは無いでしょうか？
1位入線後、10着に降着
次走のシンザン記念を快勝した事で、勿体無い騎乗だったと言われました。

G1レースで1位入線後、降着になった事例は3つ。
どれも有名ですね。
メジロマックイーンが、1位入線後、18着降着。
カワカミプリンセスが、1位入線後、12着降着。
ブエナビスタが、1位入線後、2着降着。

それぞれ、発馬後すぐ、最終コーナーから直線、直線内と
場所も理由もばらばらですが。
降着となっております。

では、色々な降着の実際例から、JRAの降着の規定と照らし合わせながら
見ていきたいと思います。

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